レギュラーガソリンの店頭価格が4週間連続で値上がりし、2014年10月20日以来の高値水準となっています。群馬県内のガソリンスタンドを取材しました。
前橋市内のガソリンスタンドです。今月27日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの県内平均価格は161円40銭で、4週連続で値上がりが続いています。全国平均の158円70銭より高い水準で推移しています。
石油情報センターによりますと、今年8月の大型ハリケーンで打撃を受けたメキシコ湾周辺の石油関連施設の復旧が遅れ、原油の供給に懸念が生じていることが値上げの主な原因ということです。
前橋市のガソリンスタンドカナイ石油でも、値上がりに加えコロナ禍での外出自粛が重なり、需要が減っているということです。
緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が10月1日から全面解除となり需要の高まりが予想されますが、石油情報センターによりますと、来週も値上がりが予想されるということです。おなじく1日からは、マーガリンや小麦など、食品も値上げもされることから、家計への負担が大きくなりそうです。